はじめに

新しく入ってきた新入社員に仕事を教えることは、私達先輩社員の役目です。
しかし、面接では「入ってきた後にどれだけ教育に時間を割かなくても良いか。」という部分も重視されます。

入ってきて間もなく、教育段階で仕事をしていないとしても会社で時間を拘束させていただいている分給与(人件費)は発生します。
この際にかかる人件費は新入社員1人だけでは有りません。 なぜなら教える側の人も同じだけの時間を消費しなければならないからです。
新人に仕事を教えている間も、仕事を教える先輩社員は、変わらず自分の仕事は完遂しなければなりません。

新入社員が基礎知識だけでも理解しているとここに割かなければならない時間は大幅に削減出来ます。
先輩社員も苦しい思いをしなくて済みます。

以上の理由から「仕事上どうしても必要な資格や基礎知識を既に習得している。」という「実績」は人事の立場から見るととても大きな採用理由になりえるのです。

ここから先に書いてある事は人事や先輩社員から見て、入社までに覚えてきてくれているととても有り難いと思う事です。

もちろん必須事項では有りません。
しかし面接の際に優位に立てることをお約束します。

 

入社までに覚えてきて欲しいもの

工場勤務の場合:

・人並み程度の体力と腕力
工場では大ハンマーを振ったり重い鉄板を持ち上げなければならない等何かと体力を使います。
ある程度の体力があると入社後に困ることが少なくなります。

・溶接記号の理解/三角法の理解
基本的にどの部署でも図面を読んで製品を作ります。
そのため図面を読む為の基礎知識程度は覚えてきて頂きたいです。

・溶接の基礎知識・使い方(できれば資格)
エヌメックでは手溶接(被覆アーク溶接)半自動溶接 tig溶接の3種類を扱います。
工業系の学校からの応募であれば最低限手溶接は練習してきていただけると大変助かります。

・大きな声を出せる
工場では様々な工作機械が動いており、非常にうるさいです。
その中で会話をすることになるので、ある程度の声量は確保できていると良いですね。

事務所勤務の場合:

・ある程度の計算能力
事務所勤務では何かと計算する事が多いです。
そのため高校1年程度までの計算は出来るようになっていると嬉しいです。
最低限四則計算は出来るようにしましょう。

・溶接記号の理解/三角法の理解
基本的にどの部署でも図面を読んで製品を作ります。
そのため図面を読む為の基礎知識程度は覚えてきて頂きたいです。

・PC(windows10)の基本操作
お客様とのやり取りや書類作成等でPCを扱います。
word/excelの基本操作(できればマクロ)キーボードのブラインドタッチを理解していると、入社後の仕事がかなり楽になると思います。

・AUTOCADの基本操作・基礎知識の理解
設計 工務共にautocadを触る機械が非常に多いです。
最低限の操作だけでも出来るようになっていると非常に有り難いです。
設計部門では必需品なのでお試し版で触っておきましょう。

 

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