-
入社検討中の方に伝えたいこと
「自分の思い通りに鉄を操り、自らが望んだように製品を作る。」
文字で書くのは簡単です。
しかし、いざ実践してみると思うように手が動かず、意図していたとおりに物は出来上がらないものです。
なぜでしょうか?
そこには頭や紙の中にある「絵」や「数字」には無い要素が数え切れないほどあるからです。図面上では接合するために溶接を指示する事があります。
しかし実際に金属を溶接した場合は、
「指定の位置で指定された通りに溶接しても図面上と同じものは出来上がりません。」
例えば「H」状に板を溶接した場合は「→|-|←」矢印の部分を起点に板が内側か外側に向けて反ってしまいます。溶接をすると「熱」が発生します。
その「熱」によって溶接した部材自体が歪んでしまうのです。
これを正しい状態にするためには溶接後の反る癖を見て溶接の仕方を工夫して反り方をコントロールするか、
溶接後にハンマー等で反ってしまった部分に逆の力を加え、できるだけ真っ直ぐになるようにする事が必要になります。図面上では一つの記号で済んでいることも実際に作る際には「あーでもない こーでもない。」と試行錯誤することが重要になります。
「モノづくり」とは楽しいものです。
「今」は技量が足らず作れない物でも、諦めなければいつか必ず成し遂げることはできます。
「一緒に働きたい」と思えるように。 |
仕事をする上で大切なことは数え切れない程ありますが、特に重要なのは「相手を思いやる事」だと思います。
これからほぼ毎日会う大切な仲間であり友人です。
いがみ合いながら仕事をするより楽しく快適に気持ちよく仕事が出来たほうが必ず良い結果を生みます。
会社に入ってからでも遅くはありません。「少しだけ」相手のことを考えてあげてください。
きっと貴方にも良い結果が訪れます。
面接・採用時に重視している事 |
事務所・工場勤務どちらも共通して重視している事は、物事を先読み出来る能力と受け答えの明確さの2点ですね。
私達の会社は図面を見て・理解して 物を作る会社です。
頂く図面や弊社で書く図面が正確に100%の回答が乗っているとは限りません。
そのため製作者は図面を書いた人の「意図」を汲み取る必要があります。
この「意図を汲み取る」という作業に「先読み出来る能力」が必要になってくるからです。
又、受け答えの明確さは、仕事をする上でとても重要な事です。
曖昧な受け答えでは、相手にどうしてほしいかが伝わりにくく、自分の意図していた事から外れた結果が出る事もあります。