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エヌメックはこんな事をしている会社です。

はじめに

昭和9年に炭鉱・鉱山メーカー「中静鉄工所」は誕生しました。
創業以来受け継いできた鉱山機械の溶接技術と機械設計技術を転用して、現在はコンベヤを始めとする搬送設備の設計・製作を主とした製作会社として活動しています。

 

どういう会社?

コンベヤ等の輸送機械をメインに鉄を扱う製品を設計~出荷まで一括受注が可能な製作会社(鉄工所)です。

得意な仕事はワンオフ物に近い大量生産が効かない、工場やプラントを相手にする輸送機械です。

お客様は個人の方から大企業まで。
製品はちょっとした小物から工場には入り切らないくらい大きな制作物まで様々な物を扱います。

業務内容について

設計

コンベヤ等の輸送機械をメインに設計します。

-こんな人が向いています-
・計算が得意
・機械設計を学んできた
・物事を覚えるのが得意

製缶・溶接

鉄製品(SUSや特殊鋼含む)を溶接します。

-こんな人が向いています-
・体力や腕力が人並みにある

・一つの物事に集中できる

組立

製缶で作られた部品やモータ等の電子部品を組み合わせて製品を作ります。

-こんな人が向いています-
・物作りが好き
・色々な事に挑戦したい

工程管理/出荷

納期に間に合う様に工程を管理し、お客様の元へ出荷します。

-こんな人が向いています-
・マルチタスクが得意
・計算が人並みにできる。
・PC操作が人並みに出来る。

設計部門

A社受注後:仕事一連の流れ

  • 見積もり図等から組立図を作成する

    1.お客様から製品仕様や実地寸法等の設計時に必要な情報を頂き、全ての基本となる「組立図面」を作成します。

    2.完成した「組立図面」を一度お客様へ提出し、承認を得てからバラシ展開と呼ばれる製作図面の作成を開始します。

     

     

     

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  • バラシ展開で部品図を作成する

    3.バラシ展開と呼ばれる、組立図(完成図)を元にして、実際に作成する際に必要な部品図を作成する作業を行います。

    まず、軸回りや機械加工が必要な複雑な形状の部品等、手配に時間がかかってしまうものを
    「先手配図面」として提出します。

    その後、ケース本体等の製品本体のユニット図を作図し、「本手配図面」として提出します。

    最後にカバー等の後付部品・付属部品等を作図し、「後手配図面」(本手配として提出する場合もあります)
    として提出して、一連の流れは終了となります。

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工場部門

  • 材料から部材を作り出す

    1.購入した材料をレーザー・ノコ・シャーリング等の工作機械で切断します。
    2.切断した材料をレーザー・タレパン・アイアンワーカー等の工作機械で抜き加工します。

    3.抜き加工が終了した材料をベンダー・プレスブレーキ等の工作機械で曲げ加工します。
    4.各工程の加工終了後に寸法確認や枚数の確認をします。


    又、長年の経験等で感じた違和感から展開時のミスを発見する事もあります。

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  • 部材を追加加工し、部品の「形」にする

    1.前工程で作成した「部材」を前工程の加工機械で加工しきれなかった難しい加工を行います。

    2.加工の終わった部材を製品に使用する「部品」の形に溶接機等を用いて組み立てます。
    図面を読み解きながら部材にケガキと呼ばれる下書きを行い、その下書き通りに部材同士を組み合わせます。
    この作業は一般的には製缶と呼ばれており、各部材を溶接機で点付けすることで固定します。

    3.組み立てた部品に誤りが無いか、図面とできた部品を照らし合わせて確認します。
     又、長年の経験等で感じた違和感や図面と矛盾している箇所を発見し、修正することもあります。

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  • 部品や製品を溶接する

    1.溶接機を用いて製缶で形にした部品や製品を溶接する。

    弊社の最も得意かつ、重要な工程で各部品に合わせた溶接を行います。
    各部品の板厚や材質 大きさ 形等から溶接機やその設定・手法の選定を行い、
    溶接時の熱による歪の出方を予測し、なるべく歪まない様工夫しながら素早く丁寧に溶接します。

    長年の経験が物を言う職人技です。

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  • 溶接後の曲がりや歪みを修正する

     

    溶接後の部品は「歪み」と呼ばれる、熱によって収縮が発生し曲がったり、歪んでしまった部分を修正する必要があります。
    この歪みや曲がりをハンマーやジャッキ等を用いて歪んでしまった部分を叩くことで真っ直ぐにします。
    この作業は経験と感がそして体力が重要となります。
    後の組み立てに非常に影響が出やすい為、気を抜けない作業です。

     

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  • 部品を組み立て、製品の「形」にする

    1.完成した部品を組み合わせて製品の形に。

    図面を読み解きながら、ボルトやナット等を用いて部品を製品の形にしていきます。

    図面の寸法通りに組み立てなければならないため[治具]と呼ばれる固定具を作成し、慎重に組み立てます。
    弊社ではこの塗装前の組み立て作業をパネル状の部品を組み合わせて箱状の製品にする事から「箱組み」と呼んでいます

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  • 製品を美しく仕上げる

    1.箱組で形になった製品を専用の塗装ブースで塗装します。

    溶接を行った製品にはスパッタと呼ばれるゴミが付着しており、これをまず除去します。
    この作業の事をケレンと呼びます。

    その後、製品の塗装仕様に合わせ、ブラストやグラインダー掛け等下地づくりを行い、スプレーガンを用いて塗装していきます。

     

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  • 製品を組み立て、完成させる

    1.塗装から上がってきた部品や製品を組み立て、完成品にします。

    図面を読みながら,塗装が完了した部品や製品にモータや軸 鎖車等の可動部品を組み込んでいきます。

    軸合わせや配管作業 電気配線等,専門知識や技術力が必要となる作業が多く、大変な工程です。

    時には製品が寸法通り出来ていても製品制作時の誤差や歪み 設計上の不具合等でうまく組めない場合がありますが、その際には長年の経験や知識を用いて、修正や組み直しを行い期日以内に仕上げます。

     

     

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  • 製品を出荷する。

    1.製品を完璧な状態に仕上げ、出荷します。

    製造時の移動や組み立てで傷ついてしまった箇所を再度塗装や補修をした後最終チェックを行い、トラックに慎重に積み込み、出荷します。

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